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★★★★★ お薦め散策コース
長崎へようこそ  
 

B コース : 眼鏡橋から出島・大浦方面




   ○歩いてゆっくり散策される方は諏訪神社電停(長崎バプテスト教会そば)から出発
   ○電車を使って短時間で周りたい人は、公会堂前電停から出発

崎バプテスト教会の前を流れる中島川は長崎市内を約3キロにわたって流れ、江戸時代以来多くの石橋がかけられた。諏訪神社電停から石橋群を観ながらゆったりと散策するも良し、公会堂前電停で降りてすぐそばの眼鏡橋だけを見学し川沿いを歩くも良し、川沿いを歩き続けるといつのまにか長崎市繁華街(浜の町)へと至る。 アーケードを抜けて中華街入り口手前から海岸方面に少し歩くと現在も復元中の史跡「出島」で鎖国時代唯一の海外への窓として存在し続けたユニークな歴史と出会う。元気が残っていれば更に歩いても良いし、出島近辺から電車に乗ってオランダ坂付近や大浦天主堂下で降りて散策することも出来る。あなたの時間に合わせ、さあ出かけましょう。

   
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眼鏡橋(めがねばし)と中島川(なかしまがわ)沿い石橋群

眼鏡橋眼鏡橋


  諏訪神社電停の地下道を通って下流に向っていくと、「桃渓橋」(ももたにばし)を最初に、大井出橋、編笠橋、古町橋、一覧橋、すすきはら橋、東新橋、魚市橋、そしてあの眼鏡橋、さらに袋橋、常磐橋、賑橋(にぎわい)、くろがね橋(鉄橋)、中央橋、長久橋、そして出島を挟むように出島橋と玉江橋へと続いている。1982年7月23日、299名もの犠牲者を出した長崎大水害によって多くのアーチ式石橋が崩壊したが、市民の熱意によって往年の姿に再建された。特に眼鏡橋は、1634(寛永11)年に唐僧如定(にょじょう)によって築かれた日本最古のアーチ型石橋として有名。満潮のときなどに橋陰が川面に映る姿が2つ目玉のメガネに似ていることから眼鏡橋と呼ばれるようになった。昔は、江戸の日本橋、岩国の錦帯橋とならんで日本三名橋と言われていた。実はこれだけ多くの橋がかけられた理由の一つとして、キリスト教禁教により政策的に立てられた市内中央部の寺々に市民が参拝し易いよう造られたのだそうだ。

 

☆眼鏡橋へは、公会堂前か賑橋の電停より徒歩4分程


   
〔オプション〕 
寺町界隈と崇福寺(そうふくじ)

崇福寺


  徳川幕府によるキリシタン撲滅と長崎住民を監視する政策により、長崎奉行所は神社仏閣を計画的に市内各所に配置した。当時中国からも多くの人々(約1万)が長崎に住んでおり、厳しい幕府の監視と外国人に対して厳しい監視の目から逃れるため、稲佐山の梧真寺の檀家となったが、その後中国の商人たちを中心に出身地ごとに4つの唐寺(からでら)を建立し、キリシタンではないことの証しを立てねばならなかった。崇福寺(福建省)、興福寺(上海)、福斎寺(台湾)、聖福寺(広東省)が建てられ、当時日本人だけでなく中国人でさえも強制的にお寺の檀家にさせられた経緯がある。 開国直後の1859年5月2日、プロテスタントに属する英国国教会(聖公会)の宣教師リギンスは、中国より長崎に渡来し、崇福寺の一室を提供されて8名の通詞(つうじ)に英語を教え、長崎における最初の本格的英会話クラス(先にオランダ人が教えたがネイティブではない)が開かれるなどして、近世の夜明けの光が差し始めた。

 

☆崇福寺に最も近い電停は正覚寺電停より徒歩5分 拝観料300円

   
 
〔オプション〕  風頭(かざがしら)公園 と 坂本竜馬(さかもとりょうま)の像


風頭公園:坂本竜馬像


  寺町を裾野に抱く山の頂上付近には、長崎の風物詩となった「凧あげ(はたあげ)」〔長崎では凧を「たこ」でなく「はた」と呼ぶ〕で有名な風頭公園がある。長崎民謡『ぶらぶら節』の中に「凧あげするなら金比羅、風頭山、帰りは一杯きげんで・・・ぶらぶら」と歌われるほど、当時ガラスの粉を米粒で糸に練りこんだビードロ綯麻(よま)を使って糸を切り合う凧合戦が行われていた。現在はより広い郊外にある唐八景(とうはっけい)公園で4月第一日曜日に凧揚げ大会が行われている。
 この風頭公園には、明治維新の陰で活躍した坂本竜馬の像が、はるか長崎の港に向って腕を組んで立っている。 この山の裾野には、坂本竜馬が長崎滞在中に最初の貿易会社として設立した亀山社中(かめやましゃちゅう)も残されている。
    

  ☆風頭公園への最短距離は寺町の墓を徒歩で昇るか、風頭山行きバスかタクシーでこの公園へ向う。
   
A 
浜町商店街(はまのまち)・仲通商店街(なかどおり)・中華街(ちゅうかがい)

浜の町、ランタン・フェスティバル浜の町、ランタン・フェスティバル


  中島川から一ブロック山手に入ると仲通り商店街の店々が並び、散策するのも楽しい。さらに中央部に進んでいくと観光通りを経て、長崎人が最も集まる場所、浜町商店街へと続く。電車通りを越えて、新地へ向うと長崎の台所、中華料理の店が建ち並ぶ中華街が見えてくる。長崎ならではの、ちゃんぽん、皿うどん(太麺・中麺・細麺〔ぱりぱり麺〕)などに舌鼓を打ってはいかがだろうか。     
                               〔長崎の名物〕 〔元気の素

   
   

   
〔オプション〕 
浜の町・レストラン喫茶「銀嶺」(ぎんれい)

喫茶「銀嶺」
喫茶「銀嶺」:
キリシタン秘蔵品


  浜の町中央部より寺町に近い角地に昭和の初期から続くレストラン喫茶「銀嶺」がある。内部には博物館のような雰囲気で、その中には隠れキリシタン時代の貴重な逸品が展示されている。


 
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