カトリックとプロテスタントの違い
本来カトリックとプロテスタントも共に同じイエス・キリストを信じる信仰の源流の中にあった。
しかしながら16世紀まで、「主なる神」のように教会や教皇に権威があることを強要され、個人的に聖書を読むことも許されていなかった当時のカトリック教会に異議を唱える人々は、長年迫害され続けていた。
免罪符を買えば天国へ行けるなどと称し本来の聖書信仰から逸脱していた当時の教会の姿勢を批判し、ついに1517年ドイツにおいて、カトリックの一修道士マルチン・ルターが、「救いは善行によらず、信仰によって(のみ)救われる」との聖書の教えに基づいて、抵抗(プロテスト)したことから、「宗教改革」と呼ばれる波がヨーロッパ各地へ広がって行った。
カトリック | プロテスタント | |
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洗礼 | 個人の自覚的決意と親による幼児洗礼 | 各個人の自覚的決意 |
権威 | 教皇、教会、聖書 | 聖書のみ |
聖書 | 旧約、新約、旧約続編 | 旧約、新約、全66巻 |
誰に祈るか | 主な流神、聖母マリア、聖人 | 主な流神(父、子、聖霊) |
聖職者の呼び方 | 神父(結婚不可) | 牧師(結婚可) |
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